言ってもわからぬバカばかり、言う気にならないバカばかり。
それならそれらを諦めて、自分の世界で生きるしかない。
人任せ、他力本願で生きやすくはならない。
生かすには生きるしかない、生かしたいなら生きるしかない。
生きていてほしいなら、他がどうなろうが。
自分が自分であるために、自分が自分でなくならないために。
それを自分が観測し続けたいのなら。
たぶんそれは金じゃなくて違う何かだ。
生活水準と環境は呪いだ、そこじゃねえんだ大切なものは。
生きることとは苦しむこと、死ぬは天国生きるは地獄、ではなぜ生きる?
苦しみの渦中にしかいられないとわかっていても守りたいナニカがあるから。
その中でも通したい信念と筋があるから、譲れないものがあるから。
それがなければいっそ死ねばいい、なくなったなら死ねばいい。
しかしそれがあるなら、あり続けるのなら、苦しむほかない。
苦しみの中を生きるほかに選択肢がない。
死んだほうが楽なんてのは片腹痛しだ。
死ぬことは楽であり生きることが苦しみなのだ。
支配されていようが、管理されていようが。
金に縛られ続けようが、社会から隔離されていようが。
情報統制の行き届いた世界。
知りたいことは知れず、知られてもいいことと偽りの情報しか手に入らない世界。
それを真実だと思ってしまう者たち。
一人で生きてるような顔して「当たり前」に依存してる人々。
そこに抗う俺もそこに依存している矛盾。
不思議なことや何故?と思うことが無限に増殖していく。
生きる価値なんてないと俺が思っているモノに利用され終わっていく俺。
そんな俺に生きる価値はあるのか、無価値な俺は好きか?
世界は変えられない、そんな力は俺にはない、だから、自分を変えるしかない。
俺を必要としてくれた人がいた。
いくらでもスペアの見つかるこの世界で。
俺のことをかけがえのないものとして。
代わりなどいないと、俺がいいんだと、言ってくれた人がいた。
いくらでも見損なわれたっていい、バカにされてもいい。
ただ、その人に見損なわれるような生き方だけは何があっても避ける。
俺の中にあるひとつのこだわりだ。